業界の第一線で走り続ける「仕事人間」笠原将弘。そんな彼がかかえる「家族への感謝と後悔」の物語。
「正直なところ、今回の本の依頼を受けたことを猛烈に後悔した。──」(あとがきより)
東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」は2024年で開業20年目を迎える。その華やかな成功の陰には、母・父、そして妻を病気で失くすという悲しい出来事があった。
この本は、笠原氏が抱える家族への感謝、そして後悔の気持ちが詰まっている。
「たぶん僕は一生この思いをかかえて生きていくのだろう。」──自分の毎日と照らし合わせるほどに涙があふれるドキュメンタリーエッセイ。レシピ7品も収録。